折込広告とは家庭に配達される新聞に折り込まれているスーパーや不動産のチラシなどの総称です。
「新聞折込」や「折込チラシ」、ただ単に「チラシ」とも呼ばれており、広く知れ渡っている広告手法の一つです。
日本全国で発行されている日刊の新聞紙は110紙以上、発行部数は5300万部以上、これらの多くの新聞で折込が行えます。
折込広告の特徴はいくつかありますが最大の特徴は「同時性」です。
日本全国で1日に発行されている新聞は約5300万部。その多くが早朝、家庭に配達されています(地方によっては夕方に配達されている場合があります)。
同じ日の朝に5300万部の新聞に折込広告が出来ることが特徴です。
大手宅配会社や郵便などでも難しいことを折込広告が可能とします。
また、広域に同時に配布する特徴と相反する特徴も持ちます。それは「ローカル性」です。
テレビで近所のスーパーの情報を見ることは大手のお店でないとありませんが、
折込広告ではご近所のお店のバーゲンなどの情報を得ることが出来ます。
この相反する特徴を成立させているのは、全国に1600店以上ある新聞販売店のおかげです。
新聞社は新聞を家庭に直接届けるために、それぞれの地域で決まったエリアを配達する販売店網を構築しています。
新聞販売店が折込広告を新聞と一緒にリビングまで届けているのです。全国で同時に折り込む数千万枚もの折込から、地域を限定した数千枚の折込まで、商品やサービス、予算にあった折込広告を可能としているのです。
同時性、ローカル性の他にも折込広告の特徴はあります。
折込広告は新聞休刊日以外なら希望の日に折込が可能です。
キャンペーンの開始日、店頭での催事や日替りの特売に合わせたタイムリーな折込日を設定できます。
折込広告は新聞に折り込まれて家庭に届けられるため、広告審査基準は新聞の紙面広告の審査基準に準じています。
そのためポスティングなど他のチラシ広告と比べ信頼性が高いです。
テレビなどは制作から放送までの総広告費は高価なものです。
また新聞、雑誌、ラジオは「面」で展開しますが、折込広告は地域を絞り込んだ「点」での宣伝が行えるため、無駄が少なく費用対効果に優れています。
>>折込広告料金表はこちら
折込広告は切り取ったり折りたたんだりして保存ができ、繰り返し見たり買い物時に持参が可能です。
また家族全員が閲覧できるので若年層の目にも留まります。
手書き風の表現やファッション誌のようなページ立ての折込など、
用紙サイズ、色数、ページもの、紙質など多彩な表現はアイデア次第です。
毎日の新聞とともに家庭に届けられる折込広告は、見る人にとっては暮らしに欠かせない大切な情報源となります。
その業種は、小売業、サービス業、金融・保険業、不動産業、人事募集など多種多様であり、数ある広告のなかでも、折込広告は最も日常生活に密着しています。